令和3年12月18日土曜日に福祉教育セミナー「誰一人取り残さないまち逗子を目指して」を開催しました。18回目となる今回は、気づかないうちに行われている『排除』を見つめ直し、人と人とがお互いを認め、生かし合えるまちになるよう、皆様と共に考えてまいりました。参加者は計65名で、市内の中学校教員、福祉関係職員、民生委員・児童委員、お互いさまサポーター、ボランティア団体メンバー、テーマに関心のある住民の方など様々でした。
午前の部では、逗子市社会福祉協議会内で構成されている、福祉教育の取組みを検討する3つのタスクチーム「絵本・アートチーム」「学校実践チーム」「地域活動チーム」による、パネルトークが行われました。テーマは「つながり合うための課題を考える」で、テーマの視点に添ってそれぞれの活動について語っていただきました。
(右から、パネルトークコーディネーター 宮脇 文恵さん、絵本アートチーム 飯野 幸さん・津留崎 寿美子さん、学校実践チーム 出居 尚樹さん、地域活動チーム 桑原 泰恵さん、ズシレコ 編集長 來島 政史さん、コミュニティーデリバリー逗子 代表 柳 治郎さん)
午後は、日本福祉大学教授の原田正樹先生から、「インクルージョンと共生の文化づくり」というテーマで語っていただきました。共生の文化をつくるために、福祉教育を推進し、支え合いの意識の醸成等していく必要があると話されていました。
(日本福祉大学教授 原田正樹さん)
その後はグループワークを行いました。パネルトークや基調講演を踏まえて、誰一人取り残さないための課題について参加者同士で共有を行いました。
アンケート回答者のうち、90%以上の方から「大変満足」「満足」という感想をいただきました。感想の中には、「今回初めて参加させていただきましたが、逗子市の福祉教育に対する熱い想いを受けることができました。私自身も学ぶ姿勢を保ち続けたいと強く感じた1日となりました。」といった声をいただきました。
皆様、ご参加ありがとうございました。
誰一人取り残さないために、第18回は「課題の共有」を行いましたが、第19回は「実践報告」、第20回は「今後の展望と振り返り」を目的に開催する予定です。詳細はまたお知らせします。次回のご参加もお待ちしております。