ステキな人元気な人32
アートコミュニケーションはセラピー効果抜群
山崎美実子さん(逗子在住)
ステキな人元気な人32
アートコミュニケーションはセラピー効果抜群
山崎美実子さん(逗子在住)
出会って5年、すっかりはまって
生け花を40年余り学び指導してきて、ずっと不思議に思っていました。それは、花を生ける時間を過ごした後は、どなたでもいきいきと元気なお顔になられることでした。それで、生け花には何かセラピー効果があるのではないかと思うようになりました。その疑問を解決したくて5年前でしょうか、御茶ノ水にある芸術造形研究所に行ってみました。最初は3ヶ月コースを受講しましたが、結局2年間通って臨床美術士の資格を取得するところまではまってしまいました。
「美術」をもっと身近にしたい
美術が好きで、大学では美学を専攻、それ以来今も「美」を求めています。「音楽」は身近にある方が多いですよね。コーラスに参加、カラオケに行く、お部屋で音楽を聴く。なのに「美術」の方は敷居を高く感じてしまうようです。もったいないなーと思うんです。それぞれの関わり方で、美術をもっと身近に感じてほしい、そう願ってこの活動を始めました。
描く、創る前の工夫も多彩
精神障がい者デイケア「表現をする会」に月に一度行っています。少ないときで10人多いときで20人弱の患者さんが集まります。例えば魚を描く前に、進化の過程、魚が丘に上がり→動物→人間…を一緒に想像し、いろんな話で盛り上がります。そのあと「さあアジの開きを描きましょう」となる。絵が苦手と思っている患者さんたちでも、素晴らしい表現をします。技術の向上をめざすのではなく、共に創作の過程を経ることでコミュニケーションが深まり、笑いの絶えない楽しい自己表現の時間となるのです。「創ったものは身に着けたり、飾っておきたい物じゃないと」と話す山崎さんは、取材の日も自分たちで作ったビー玉のアクセサリーをしていました。お洋服とのコーディネートもバッチリ。とてもお似合いでした。(Y・N)
ニュース部分、終わり