逗子市社会福祉協議会
逗子ボランタリーガイド倶楽部


歴史ガイドのボランティア
 「体はもちろん動かすけれど、大切なのは頭を動かすことだよ」と会の代表が気さくに語る。このグループの活動は、年間12回、市民向けの歴史散策の企画や観光客向けへの逗子の歴史ガイドなどをするボランティアである。ウォーキングしながら、逗子や近隣地域の歴史を知ってもらう多くの機会をつくり、あわせて仲間づくりも進めている。

好きなものから広がった
 平成10年に企画されたシニアガイドボランティア養成講座の受講者を中心に、歴史が好き、歩くことが好き、何かしてみたいなど…、それぞれの立場から賛同者が集まり、まずは逗子の歴史ガイドブックを作ることに。逗子を小地区に分け、自らの居住地区を調べ、歴史・文化・史跡・寺・神社などの由来をまとめた「逗子ガイドブック」を編纂した。その内容を、もっとたくさんの方に知ってもらおうと、市民参加の歴史散策企画がスタートした。

コツコツ調べる苦労の結晶
 1回の企画に下見が2~3回、打ち合わせが数回、そして必ずコースごとに10~15ページの冊子になった歴史ガイドを作る。大切なのは参加者の安全確保とトイレと昼食の場所。雨の場合も考慮し、当日を迎える。参加者は当初20名程度であったが、今では平均80名。多いときは160名にもなる。鎌倉・三浦・葉山そして伊豆までその範囲は広がっている。そしてこの場が仲間づくりの場にもなっている。

歴史から仲間作りにつながる
 回を重ねるごとに歴史の知識が増えてきた。学校や他市町村などの依頼を受け、個別に逗子をガイドすることもある。長年の積み重ねで、本来では入れないお寺でも本堂に入り、説明付きで案内してくれるところも出てきた。
 長く続いている秘訣は、会員がそれぞれの探究心をいい形で活動に結び付けているところ。得意不得意にかかわらず、それぞれの長所を活かす仲間内の関係ができている。現在会員数32名。男性が多い。今後は逗子の子どもに逗子の歴史を教える機会を作りたいと抱負を語る。
 歴史文化を通して地域と人をつなげる、素敵な活動である。

(M・H)



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