逗子市社会福祉協議会
子どもミュージカルシアター



◆プロローグ◆
 最後に歌う曲「グランドフィナーレ」に♪また来年ここで会おう、1年分背が伸びて・・♪という歌詞がある。1年に5cmくらい背が伸びる子ども(小4)から最高年齢は70才代の総勢40人が団員である。

◆第一幕  誕生◆
 96年、久木小学校に通う4年生と保護者・先生を中心に発足したミュージカルの発起人に今も代表を務める桐朋学園音楽科の成田民子さんがいる。子どもミュージカルシアター(以下子M)の脚本と曲はすべて成田さんのオリジナルである。

◆第二幕  成長◆
 昨年で10周年を迎えた。小学生は保護者参加が義務づけられているため、父母も得意な分野で活躍する。会計、衣装、小・大道具、舞台アナウンス等など…付き添いで来た母親が代役をやらされ次年度は堂々主役で舞台に立っていたり、妻のお供で仕方なく付いてきた夫が、妻を差し置いての舞台人であったり、団員になる経緯も個性豊かだ。数年前若いカップルも誕生した。

◆第三幕  発展◆
 市の文化祭での9年間の公演は図書館ホールが根城だった。《演劇用の舞台で演じたい》悲願は10周年公演にあたる昨年の文化祭でかなった。プラザなぎさホールでの「星の音楽隊」である。子Mでは珍しい40分間の小品だが、成田さんらしい夢いっぱいの心温まる作品だった。

◆第四幕  充実◆
 「世代間を越えた福祉活動推進」は地域福祉活動の中での大きなテーマの一つである。子Mでは学校をこえた友だち、親以外の大人とのかかわり、学校をはなれた教師とのかかわりが稽古の中で自然の内に出来上がっていく。大人も子どもも同じように演出家から注意され、ほめられ、失敗し、成功する。舞台の成功は皆で喜び合い、失敗は皆でカバーすることを学ぶ。子Mがボランティアグループである意義はこの辺に見つけられはしないだろうか。

◆エピローグ  未来◆
 プラザ「オープニングイヤー」での市民企画「市民ミュージカル・謎の伝言」公演が3月25日(土)と26日(日)に行われる。成田民子脚本作曲だ。市民80名近くが応募し、子M団員もほとんどが参加している。演出は子Mで3年の付き合いになる前田和則先生。前田先生は常に言う「演劇をしよう!と思うことがステキなことなんだ。みんながステキに見えるようにいろいろ注意するんだからね。お客さんにアーいいもの観たなーって満足してもらえるように…」

 子M11年目。♪君のいるそこがいつでもステージ♪団員は人生という現実の舞台でも苦楽を味わいつつ、明日にむかっていつも歌っているにちがいない。(取材A・T)



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