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「筆記通訳」とは? ある日の社協会議の一風景。1人の聴覚障がいの方を挟んだ2人の女性が、会議内容を紙にすごいスピードで書き綴り、交代で見せていく。それを読んで聴覚障がいのある方が、発言者の話を理解し、検討し、意見をしている・・・。 聴覚障がい者とのコミュニケーション手段では一般的に知られるようになった「手話」に対し、言葉を「筆記」することでコミュニケーションを手助けするのが「筆記通訳」。だが、そのサークル「なみ」は、昨年6月に設立されたばかり。他のボランティア活動に比べてもまだまだ馴染みが薄い。例えば、高齢に伴い聴こえにくくなった、あるいは突発的に難聴になってといった場合、急に「手話」を修得するのは非常に難しいことだ。その点、「筆訳した文字」は、読むことで即コミュニケーションがとれる。
「筆記通訳」を始めたきっかけ 会員のお一人は、ある日ご主人が突然難聴になったことで、始めたとのこと。自分の身に降りかかって初めてこの活動を知った。「以前は全く耳にしたこともなかった」という会長の轡田(くつわだ)さんの場合は、平成10年「身体障害者国体」の開催に当たり、県の募集広告に応募したのがきっかけ。短期集中6ヶ月修得講習を受講し、いざ国体での仕事を行った。プールサイド、観客席の階段、トラックフィールドの隅で、アナウンスされることをひたすら要約し書き綴った。「おもしろい経験でした。そして簡単にはできない、まだまだたくさん学ぶことがあると思った。活動を通して自分が今まで全く関わりがなく、知らなかったことを深く学べますし。」
パソコンを使ったり、映画・舞台の字幕・落語の筆訳 今後非常に広がりのある活動である。近年はパソコンの普及で、パソコンで打ち、画面で読んでもらう方式も一般的になった。打つスピードが早ければ、より情報量を多くお見せできる。しかし、それだけではない。 元々の情報の受け止め方や要約には、技術と感性も必要。・・・波の音が流れる。「ザ、ザ、ザー」?「ザッブーン」?「波の音」?・・・さぁ、あなただったらどう筆訳します?それができたら、次は落語を、と想像してみて。 「この活動を通して、聴覚障がい者の方が、情報を得るのがいかに難しいのかが分かりました。難聴者の会も設立されるので、互いに協力して、要約筆記の啓発活動にも取り組んでいきたい。」会員のお一人の言葉も心に残った。
ボランティアにはいろいろな専門的な活動があるけれど、取材を通して「私でもできるかもしれない」と興味が湧いてきた。ぜひ下記の講座にまずは参加してみてください。
(Y・N)
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